稲は刈り過ぎ この辺はやっぱり綺麗だね 今しがた言ってた君が なんか照れてる どこまでも草、木、枝、石 踏みゆく音よ 今年は夏らしいようで らしくなかったぜ 過ぎゆく夢を送る時 浮かぶあなたは花かざり いい色を画用紙に映してゆく あがってる祭りの締めは尺玉 いつかはここに帰りたいな 同じ匂いのまま 得てしてそれなりの季節に濁る声 遠くの夕方はいつかの自転車だね 夢のようだ 夢見るようだ 野は波揺れてもどり道 あの日の君と雨やどり いい空この海を満たしてくれ 気の済むように今ぼくを 画用紙に映してゆく あがってる祭りの締めは尺玉 三尺玉