もう僕の言葉じゃ あなたは振り向かない 探しては何かが 崩れてったようだ。 退屈な日々、庭、 寝そべる地面じゃ 産まれてくる言葉は あなたへの未練だ。 洋服や裸や、不思議な癖や 優しいあなたに、 惹かれていたような。 汚したての現実を 大人みたいに ありふれた平日を 子供みたいに 振り切れた日、横に 「あなたがいない。」 それじゃ意味が無いのだ。 もう僕の言葉が あなたには届かない 知られては何かが 崩れてったようだ 「もう君の言葉じゃ、 私には響かない。」 「知るほどに何かが、 崩れてったような。」 もう僕の言葉が 知られては響かない 光るほどあなたが 崩れてったようだ あなたしかいないと思っていた 季節は過ぎた、とうに過ぎた。 あなたしかいないと思っていた 日々が好きだ、僕は好きだった。