溺れた時の服の柄じゃ まだ怖くて身に着けれる気がしない あの日も、ちゃんとオシャレをした なのに人に会うのを恐れている 「君だけなんだ。」を言い言われ 愛し合った形のキスをした それすら誰かのお下がりで 「こんなものか。」 私はミスをした。 カーテンの内で話したい。 影が綺麗に透けてはくれぬように 他人の中で、僕らの間の不安さも 全部は解けないんだ あの日のことばかり 傷に靴を履かせていたのです。 あの日を物語る時は 嘘をついていたんだって。 どの街を歩く人の影も その人らを綺麗に形づけて 隠せないとこで隠しては 生きづらさがどこかで浮き、みえる いつか着たいと忘れていた 派手な柄の服を思い出した 気づけば傷つくものばかり いつまでも綺麗には無理がある カーテンの内で話したい。 影で誤解や悲劇が透けるごとに 人の中は愛だけと、不安でも 都合よく思っているから いつか、いつの日か戻りたい。 靴を履かせ、 突き落としたあの日から 僕の耳が君のその愛だの辛いだの 全部を憶えたんだ。 溺れた時の服のままだ