産まれてすぐここに根生える 周りから栄養を食べて 毒食らっても気付けられずに 成長を終えてしまった世界 僕らは全ての正解をはみ出した。 だが、生きていた まだ、満ちていた 平気でいたんだ それから 僕らは世界の内からはじかれた。 「ねえ生きてみたい」 「ねえ満ちてみたい」 って言った未来は それから 幾つもの仮想が芽生やす 基準値を揺るがすものに きっと僕らは狂わせられて 世界の綺麗もしょぼく見えて これが僕らの世界の始まりだ。 平気で痛い 定位置にいたい。 憂鬱な未来に 気付いてたから 僕らは全ての世界を飛び出した。 ねえ生きてみたい ねえ満ちてみたい って報われたんだ それでも 空っぽだったんだ 心の中はずっと 空っぽだったんだ 正解が必要だった。