ずっと過ごしたあの街があの日々が 霧に埋もれて消えていく あれだけ捨ててこの街に やってきたのに まだまだ荷物は多すぎるらしい 真夜中 貸切車線 とばして 誰にも見えないスピードで この霧の向こうが見えるまで こんな思いを今からふたりで 吹き飛ばすには もう歳をとりすぎたって言うのか 細かいことから知らぬ間に順番に もやがかかって薄れてく どこかで落としたものばかり 気になって 今夜の目的地決めぬまま 真夜中 貸切車線 とばして 冷えたアスファルトひとりじめ この日々の意味がわかるまで ほんの束の間見た幻に囚われたまま だけどまだ、まだ! どうしてもまだー! もしお前がタイムマシンで ふたりあの頃に戻れたとして 何の意味もどうせないのかも 結局のとこ何も昔と変わらないまま ずっとただ俺の勘違いなんやろう!