鳥にも花にも飛行機にも なんにでもなれる 折り紙だって 一度折り曲げたその感覚は 消えないし消せない 手放せはしない そう考えてばかり 何も成していないのに 目の前の 画用紙をいつまでもみていた 左手で願って 右手で確かめて 何もいらないなら 明日は来ないかな 静かな朝の窓の 冷たさを思う 隣り合わせの夢 今も見ていた 砂時計こぼれてゆく 流れていくだけの景色眺めて 折り目正しくなんて 求めてはいないさ 何もしたくないのに 何かにはならなくちゃ 左手で願って 右手で確かめて 何もいらないけど 明日は来ないかな 紙吹雪散るまで あとどれくらいだろう 次はなんになろう 僕はなんだろう 隣り合わせの夢 今も見ていた