許せないままで過ぎてゆく毎日を 木漏れ日が少しづつ溶かして 幸せな退屈をただ 噛みしめていられるなら ため息つくたびに かすめるこの想いに たどり着く未来なんて ずっとこないで 願わくばこの歌の底 沈めてしまえたら 喜怒哀楽は全部 ひとつまみであふれてしまうから 穏やかな空の下笑って それだけで涙こぼれてしまうんだ どうかしてるな 綺麗な言葉で形容してみても 拭えない 現実はぬかるんでゆくばかり ほどけた靴紐 結び直しても どこにも行けない そんな気がしていた 生きてた時間が同じであること 噛み締めていたいよ 易しくはないけど 規則正しい鼓動 僕の延命装置 この不規則な感情を受け止めて やがて太陽が 雪解けを誘うだろう 流れ着く海辺には 小さな船が 行先を朝焼けに 委ねて遠くなる 艱難辛苦なんて 言う程の人生じゃなくても それなりに苦しいのは どうして 大切な人の幸せ願うことすら 叶わないとか よく晴れた空に薄氷を歩く 眩しい光が水底を映す 息も止まるような 仄暗い世界 忘れることなど 出来はしなくても 生きてた時間が同じであること 愛していたいよ 資格はないけど 規則正しい鼓動 僕の延命装置 この不規則な感情を受け止めて