曇った窓をとじて ぼんやりと目をやる 夏が過ぎた頃には戻れないよ ほこり吸う絨毯の上 空洞を横たえる 怖がりに目を閉ざして はしゃいでるふり なにひとつも持たないで 勢いだけで走る 夜道をただようスパイスが ふいに胸を突き刺す 濁った水をかえたら 胸を張れるだろうか 寄せてかえる波が 抜け殻を包んでさらって 積もったゴミを掃いて 大きく息をすう 濡れたスニーカーを干して まどろむ午後 そうずるい目をしたって もう騙されないから 軽はずみな二人じゃいられないよ なにひとつも捨てないで 変わらない今を願ってる たまったガラクタたちが 永遠の時間をくれる 空気を隅までかえたら 大きくなれるだろうか 寄せてかえる波が 抜け殻を包んでさらって 夜の上歌う二人は ぎこちなく目を合わせて 寄り添って目指す未来に ただただ普通を探していく いく ここから