汗を流して這い回るアリ 孤独にどこへ進んでゆく? だけどいつも誰かの手のひらの上 息が止まるのを待ってる 幼い頃から描いていた 清らかな愛 純粋な夢 ぶちまけるたびに涙がこぼれた そうさ その他にはなにもない 年を取って いくつになれば 見た目はなんてステキな大人さ 行き先さえもない とげついた欲望に身を取られて 愛を任せて 汚れを知らない誰かの心を 突き刺した 時間は切れて 手立てはないとしても 誰も僕を許せない 生まれた時から細い糸が見えていた 切れたように思える日もあった 見当たらぬ明日に 繋がるかわからない それでもただ僕は糸を手繰るよ テレビの中の話す言葉が 少しわかったような気がして だけどこの先 誰がこの日々を 救えるのか想像できなくて 掻き鳴らした 命の限り 僕らは静まり返る未来に 抗えるのか? この手を縛る白い視線と黒い欲望 いつまでも僕の心に絡まって 燃えている 輝く道を阻んで殺すだけなのさ でも僕は 僕らは違う 切れずに 解けずに 細い糸は見えるんだ あきらめちゃいけない気がした 暗くて 怖くて 呼吸しても続かない それでも糸の行く方へ歩くよ 流れる場所へ 見えてる星へ 他人はそれで立ち止まらせるけれど それじゃ見えない それじゃ行けない景色 今は君にも見えていないかい? 生まれた時から 細い糸は見えてるんだ 消えたように思える日もあった くだらない明日に 繋がるかわからない だけど ただ追いかけていたい 小さなこの歌 僕らの心の糸 いつの日か 導いてくれよ 弱くて 辛くて 声にしても届かない? それでも糸は切れずに続くだろう 続けよう