Track by沙城さし
鈍刀めいた振動が、 感情穿って共鳴して。 鋭く研いだ剣光よ 遍くを斬り伏せ。 本当めいた幻想に、 惑う程呆けてないのだよ。 祈りは手を塞ぐから、 此の柄を握りしめ。 魂の熱りを飲み込んで、 往く先、退路は無い険道か。 迷いは凪いで、澄んだ心象で、 踏み込んで。 太刀筋、割いた。慢心を。 降る雨の様の隙を睨んで、 唯々澄んだ一閃光を、今放て!