窓辺に止まる 一羽の鳩 境目のないこの空へ 祈りを結び 木霊する 空に放って 歌になる 僕ら 世界のひとかけら 色も形も違うけれど 眠れぬ夜を過ごすことや 悲しむことがなくなるように 大人がつくる「せかい」の中で 僕らも生きているんだ 見える景色 聞こえる音 守るため 僕らには何ができる ちっぽけだって 弱くたって 命は限りなく自由になれる 誰もが拳広げれば 戦う人はいなくなる 壁の向こうで生まれただけ あなたのことを知らないだけ ただ数えられるための命 ぬくもりを持っていたのに 育った町 愛した人 触れられる世界だけが真実だ 知らないこと 恐れないで これから始めればいいのだから 戦っている人 帰りを待つ人 今生まれた命 えらい人 悪い人 何もしなかった人 ひとりが集まり ふるさとになった 瓦礫の街 失くした色 思い出はいつだってここにあった 僕が生きるこの世界は いびつで でこぼこ でもカラフルさ あなたがいてくれる世界が好き