星屑ㇳ玉手箱

歌詞

ちかちか またたく 星の化石 「現在」じゃない ヒカリが そっと 頬を なでる 何億光年 迷子の てがみ 届いたころには もういないんでしょ? ざらざらの砂時計 指で とめて 宇宙も 深海も 過去の絵本なら わたしの この心も カタカタとなる オモチャみたい パっとあけた 玉手箱 もくもく もくもく 煙が まいて ぷくぷく うかんだ 泡の粒 竜宮城の置き土産 「現在」に ふれたくて のばした 指先から するり、すりぬけてく 深々と 沈む 記憶の 水槽 ゆらゆら たゆたう くらげの ドレス 時間の 流れが ここでは ちがうの 地上の1秒が 永遠みたい きらきらの 燐粉 そっと集めて 宇宙も 深海も 同じラグーンなら わたしの この涙も ぽつり 過去からのプレゼント パっと あけた 玉手箱 もくもくもくもく 煙が まいて ぐにゃぐにゃ 景色が ゆがんだら 過去が 未来になっていく ぷくぷく うかんだ 泡の粒 竜宮城の 置き土産 「現在」に ふれたくて のばした指先から するりするりと、すりぬけてゆく とくとく 脈うつ 鼓動だけが 現在をしらせる GPS でも この音さえ いつかの 誰かの 記憶だったらどうしよう そっと 開ける 玉手箱 ふわふわふわふわ 煙にまぎれ くらくらくらくら めまいの中で わたしは いったいどうなるの? きらきら 砕けた 星くずが ひそひそ 耳元で ささやいた 「きみが 見てるのは全部 マボロシだよ」って くすくす わらってる ほら、 くすくす....くすくす.... わらってるでしょ?