ガラスの水槽みたいな街 笑顔の仮面つけた 魚の群れ 澄んだ水面を 汚さぬよう 揃いの鰭で 流れを作る 墨の暗がり ヘドロの囁き 見えない菌糸が そっと伸びてく… 一つの濁りが 波紋になって 気付けば景色が じわじわ滲む 流れに逆らう 術もなく ぼくは 透明なバクテリア どっちつかずの海月みたいに ただ.... 揺蕩うだけ 右耳に天使のハーモニー 左耳には悪魔のノイズ 純白の善意(ひかり ) 漆黒の悪意(かげ) シーソーゲームが終わる事なく 培養槽みたいな その心で キミは どっちの声、聞いてるの? "What is 'me'...? This mask I wear, or the face underneath. Just a fragile balance between the light and the shade? Tell me... who am I supposed to be?" 深海に沈んだ本音は 誰にも見えない檻の色… 「別にいいけど…」ってフィルター 作り 世界が 少し、ボヤけて見えた 右耳に天使のハーモニー 左耳には悪魔のノイズ 純白の善意(ひかり ) 漆黒の悪意(かげ) バランスだけが「自分らしさ」? 培養槽みたいな この街で ぼくは どっちの声を 育てればいいの? …善意(ひかり)と悪意(かげ)が 混ざりあう …今日の水は、 少しだけ濁ってる……
