いつか 気が付くだろうか 冷えた傷口の熱に 霞んでいた記憶を 揺り動かす言葉 何処か 辿れるだろうか 長く 閉じ込めた 夜明け 狂ってゆく時計の針の先が胸を刺す 誰にも 許せない 誘いは甘い毒 身勝手な鼓動 呪いながら 胸を駆けていく 同じ緋色 遠い 海路を 進んだ 長い 断罪の果てに 果たされない約束 共鳴を拒む眼 つがわれた 幻が 籠の中 満ちていく 囀りを 止めた カナリアの夢 今も 孵らない 雛のように 続いていく世界で ありきたりに 生きれるなら 陽に背いた 呼吸に 今 終を穿つのに 誰にも 許せない 誘いは甘い毒 身勝手な鼓動 呪いながら つがわれた 幻が 籠の中 満ちていく 囀りを 止めた カナリアの夢 今も 孵らない 雛のように