そして二人は夏の街に立って 行き先も決めず歩き出した 夕暮れ色が 目を閉じる ほんのちょっと前に ここはどこだ 君は誰なのかな 解りきって でも夢にまじって 紫色 細い日差し 骨を透かした 腫れて しびれた 感覚だけが息をしてた 全て忘れるような雨が降ればいい つづく夜はいつもの七色で 二人を少し狂わせたくて 知らないフリで通りすぎ 足を休めた 赤黒い熱さで 失くした夢がさわぐのさ 全てを溶かすような雨が降り出した これで僕たちは どこでも行けるんだ 風を追いぬいたような 顔をして 新しい宇宙 荒れ地に少し 新しい熱をただ 抱きしめて ずっと 赤黒い熱さで 失くした夢がさわぐのさ 全てを溶かすような雨が降り出した これで僕たちはどこでも行けるんだ 風を追いぬいたような 顔をして 新しい宇宙 荒れ地に少し 新しい熱をただ 抱きしめて ずっと