空から舞い降りた雪は 手のひら乗せても溶けずに 繋いだあの温もりさえ 儚く遠い日の記憶 どこまでも深く 闇の向こうへ 解き放つ羽は 青い火を燃やす 歯車は狂ったまま 終わりを刻む 凍えた両手に託した いまにも弾けそうな熱を どこまでも高く 舞い上がる炎 一瞬の風が 感覚かき消す 騒がしく這い寄る影 終わりを告げる 壊して掴んだものに意味はあるの? 誰も知らずに 未来も希望も夢も無いのならば せめてこの身を焦そう 幾千の光が 僕らを見つめる 涙のよう またひとつ流れ星 幾億の願いが 幼子のように母を呼び 彷徨う 夢なら 夢なら いつか 醒めるのだろう まだ震えてる サヨナラ サヨナラ いつか 還るのなら あなたの胸へ 幾千の光が 夜空を照らして 花火のよう またひとつ消えてゆく 幾億の願いが まだ遠くに眠る春の陽を 祈っては袖を濡らす