貴方の性格とか 仕草とか変わらなくて 懐かしさが 貴方が好きだった私が また恋をさせようとする 受話器ごし 曇り空 貴方の感情の起伏が 読み取れないのは 流れた時間が長すぎたせいかしら 「今なに考えてるの?」 と聞けば 期待とは違う言葉 でもバイバイを告げれば 寂しそうな声 ずるいわね この気持ちに名前があるなら 何かしら? 会いたくて 会うのが怖くて 言えない でもそれでいいの 抑えようとするほどに 胸の高鳴りが止まないの どうして?貴方も同じ気持ちなら なんて、そんなわけない 水面に浮かぶ春の月 舞い散る花びらのように 1枚だけ この想いだけ 綺麗なまま 隠してください 愛しかった貴方がそこにいる 巡り合えたこと 不思議だわ でもきっと 本当にこれでサヨナラね 寂しいなんて口に出せない 「またね」と笑うことが精一杯 貴方の性格とか 仕草とか変わらなくて 懐かしさが 貴方が好きだった私が また恋をさせようとする 1つ願いが叶うのなら 今伝えることは忘れて? もう一度だけ それだけで構わないから 貴方の 腕の中で眠りたい