家を出た 知らない少年が Tシャツで駆け回る いつかのための 明日のための 食パンを買い足す 折れたネックで 歌いたい歌も 積もる話も 吐き出せないでいる 巡り来る街を この街を僕達はいつだって 待っていた 赤く染める 染まる街で この街で僕達の時間は経っていった 明日も生きなきゃな <演奏中> 生まれも育ちもこの街の片隅 何もかも俺は あいつに勝てずに 勝敗のつかない戦いごっこ 大人になっても続いていくもの 仕方ねえと笑いながら進む毎日 くだらねえと唾をはくそんな大貧民 駆けのぼれ螺旋 問う「明日の天気は」 暗闇にてひとりぼっち歌い続けた ララバイ <演奏中> 巡り来る街を この街を僕達はいつだって 待っていた 赤く染める 染まる街で この街で僕達の時間は経っていった 時間は経っていった 変わらない街のまま 時間は経っていた