嘘にまみれた僕の手を 窓の外の雨で流した 君とはぐれた僕はまだ 帰る場所を見つけられずに 雨降りしきる 雨降りやまず 全てを濡らしてやがて約束滲ませ 今も ぱらぱらと アネモネの花に見えた 君の後ろ姿は夢の続き 朽ちてゆく落ち葉のように 君を待つことだけで今日を閉じる 嘘が剥がれた僕の肌 これで最後 傷が疼いた 雨降りしきる まだ降りやまず 隣に居させてせめて愛だけ許して 願い ぱらぱらと アネモネの花にかけた 君へ悔いる言葉は伝い落ちて 水溜まり歪(ゆが)む空は 虹も灰色の曇天(どんてん)で隠す 君と出会う前まで僕は どんな風に息をしてた? 雨降りしきる 雨降りやまず 涙は枯れてもたとえ命が尽きても 絶えず ぱらぱらと アネモネの花に見えた 君の後ろ姿は夢の続き 朽ちてゆく落ち葉のように 君を待つことだけで今日を閉じる アネモネの花にかけた 君へ悔いる言葉よ君に届け