Track by三輪風太
ずっと私たちは 同じ毛布の中で ひつじを数えながら 眠りに誘いあっている どこで決まったのだろう 示し合わせたように 閉じた瞳の奥で 一つずつ仲間を増やす 奇数が私 あなたは追いかけてくる 逸れないように ずっと星々は 遠い銀河の果てで 光を放ちながら 旅人の迎えを待っている もしも若い頃に 繋いだ線を辿って 二人が出会えたのならば 離れ離れには なれないだろうね 左手が私 あなたの利き手を握る 奇数が私 あなたは偶数 左手が私 あなたは右の手 二人はばらばら だからずっとそばに居れる