あぁ 息を喫うごとに 息を喫うごとに 澄み渡る 日暮れ儚さ 開けた 音を飲み込む部屋 独り テレビ あの頃を映す また今日も 空しさを詰めて 満たされた様に 騙したんだ そう 息を吸うごとに 息を吸うごとに 儚さを呑んで眠れば 生きてゆくほどに 生きてゆくほどに 歌えない 素直に 茜空に浮かぶ思い出 緩衝材にして 詰める 壊れないように そして溶ける 夜の空気へ 現を抜かすように どこか うつくしいように 時間はお金だと言うなら いくらで買える? 懐かしい日々 あぁ 生きているほどに 生きているほどに 賢くもないものだから 落ちてくる空に 落ちてくる明日に ただ駄々を こねたい もう 変われない 今更 満ちてく 部屋を飲み込む音 映る テレビ 眺めた 行かなくちゃ そう 息を喫うごとに 息を喫うごとに 仄めかす この空しさが 美しいうちに 美しいうちに ふれてたい 素直に あぁ 生きているほどにも 大人でもないから 息を喫うままに 息を喫うままに 歌いたい 素直に