時間を盗んで バケツをひっくり返した 雨粒が層になりそう 悪いこと何ひとつしてないよ 僕らの境界を不自然なカタルシスが 埋めた 気を病んでる街で 血のついた手を合わせ 祈りを捧げるフリをして 笑ってたよね 「何も訊かないでいて。」って 映画で観たみたいだなぁ 突き放されていく気もしたけど 知っていることが全てじゃないから 時間を沈めて 冬の夜浮かべた内緒話 この世の終わりみたいな余熱 悪いこと 何ひとつしてない僕らの憂鬱を 甘やかす口実が転がってた 青く陰る街に 血のついた手で描く 嘘だらけ逃避行 はじめからは無かった自由 どうしよう!星空が消えて あいつが灰になっても 僕らの未来の邪魔はさせないなんて わざわざ言わないけれど 信じて待っていて