眠れないな もうこんなのこりごりなのだ 窓の隙間から 騒いでるあいつが 窓を閉めてもうるさいくらいに 何かを狙っているぞ そっとそっと視線を感じて じわじわと近づくぞ 僕の食べ残しを咥えて 谷を越え 川を渡るぞ 子どもたちが待つ巣へ 急ぐのだろうか そうならば嬉しいと思う 空にひとり ゆらゆらと 不安定で ゆらゆらと だがしかし 友達の家を 過ぎたあたりで まっ逆さまに落ちてゆく まっ逆さまに落ちてゆく まっ逆さまに落ちてゆく まっ逆さまに落ちてゆく まっ逆さまに落ちてゆく まっ逆さまに落ちてゆく