水彩に浮かぶ幼き影は 鈍い麻酔の様に 痛みも辛さも誤魔化して薄れる 感覚呼び戻して 生きてく為に無駄な感情を隠した 光を探す僕らの空は無情な程 キレイで 等身大、手と手、 重なる鼓動の果てに 君を誘う翼に変わる 融け合う傷跡 舐め合う程に近づく心は癒えた 背が伸びてくのと反比例に守ると 誓ったモノは減った それでも「明日」 を望む現実に嘆いた 描いた夢に足りない物を描き足す 程無邪気で 尊くて繊細で掛け替えない笑顔が 僕を狂わす痛みに変わる 時の音色に揺れる セカイはあの日のままキレイで 失って信じて踏み出すその景色に 君と二人で行ける 繋いだ指に落ちる涙の温もりさえ 守りたい 向き合って目と目交わる時空の先に 同じ記憶の扉が映る 君を求めて翼に変わる
