季節がひとつ 色を変えて だらだら坂を 通り過ぎます ガラス張りの店 陽だまりの席 二つの心が 向かい合ってます 私には過去があると あなたは指をふるわせて うつむく膝に 涙のしずく 過去ならぼくも 引きずってる 二人が出逢う 前のことは ぼくの知らないことです ぼくの知らないことです 季節を二つ 見送ったあとで あなたをやっと つかまえました テーブルの下で 握った手から あなたの心が 伝わって来ます 私には過去があると あなたはもう一度 つぶやいて 何かをしきりに 打ち明けようと・・・ それ以上何も ききたくない いま目の前に座っている あなたが一番なのです あなたが一番なのです