少年は選んだ 伸びた爪を切るように 正しさを嫌って 異なるように、収まるように 傍若無人ね あなたはそう、人の気も知らないで 成績不振で眠れません。 眠れませんのにね。 最初からさ狂っていたのは 裸眼でボヤケていたんだよ 捨てる捨てる捨てる捨てる 捨てる捨てる捨てる 捨てる捨てる捨てる捨てる 捨てる選ぶ捨てる選ぶ どっちに行ったって嘘はない 恥ずかしい間違いもない あなたを選んだということ 少年は決めたんだ レンガの壁 規則正しく 嘘をつくように ストレスはフリ 楽しみのフリ 楽しみもフリ 悲しみのフリ 少年は歩んだ 伸びた影を切るように 眼差しを嫌って 俯くように、逆らうように 曖昧で贅沢で 我儘で繊細 語るより聞く耳もって 判断は心でして どっちに行ったって嘘はない 恥ずかしい間違いもない あなたを選んだということ 少年は捨てたんだ どっちを知ったって嘘はない かといって頷けない あなたが選んだということ 諦めて、落ちていく どっちに行ったって嘘はないけど どっちに行ったって後悔がある そっぽを向いたって意味はないけど 悲しい夜はそれがいい 優しさをもらう 思い出を拾う 190ml、少しずつ飲む 空き缶を捨てる 心を削る 楽しさをあげる 落ちる、捨てる、落ちる、捨てる 落ちる、落ちる、落ちる 落ちる、捨てる、落ちる、拾う 落ちる、落ちる、捨てる そうして君は大人になる
