かわいた指で本をひらいて 読みもしないでページをめくる 無意味さの中に閉じこもったままで ひだまりを探してる いかないでセプテンバー 嵐の前の静けさ 何色の薔薇が咲いても 秘密はまもるよ かげろうよ染めて 朱くゆれるめまいの中へ さみしがりやのための空白の季節 かすれた声で歌うはなうたは だれも知らないたいくつなメロディ 動かない心をやさしくなでて いまさらに泣いてみる あと少しセプテンバー 渇きをいやす果実よ 渡る鳥たちの旅立ち 言葉はいらない 風に運ばれて 夢うつつうたかたにして 涙色のグラデーション かすみゆく季節 いかないでセプテンバー 嵐の前の静けさ 何色の薔薇が咲いても 秘密はまもるよ かげろうよ染めて 朱くゆれるめまいの中へ さみしがりやのための空白の季節 いかないでセプテンバー あと少しセプテンバー