原罪を背負っている様だ 僕を絡めとる過去が嘲笑う 運命の様な顔をして 降りかかる退廃に溺れていく 現在地を見失って 愉悦を孕む咎を何度も重ねた 軍配は上がっているんだって 濁りきった無垢では寄る辺もない 確かに在った安寧すら手放した 留めたい大切なものほど 擦り切れて形を失っていく 僕が見たかったのはこんな 悲劇じゃない 透明な涙は流せないや 無菌室蹲って 嗚咽を殺す手で明日を求めた 無機質の愛を貪って 独りきりの行手は帰る術もない 微かな光が呪いの様に焼き 付いている 留めたい大切なものほど 擦り切れて形を失っていく 僕が見たかったのはこんな 悲劇じゃない 透明な涙はもう 留めたい大切なものほど 擦り切れて形を失っていく 僕が見たかったのはこんな 悲劇じゃない 透明な瞳はもう僕を映さない