君の未来は此処にはない

歌詞

寂れた塔で君の歌う歌 僕には何より光って見えた 心の奥を震わせる言葉 君は笑った「そうでもないよ」 崩れぬリズムと奏でる音は 街の人々に賞賛されて 大きな都市へ招待を受けた どうでも良い もうどうでも良いわ 心の隅で腐敗する言葉 吐き出す声は誰にも響かず ただ地べたに落ちて溶けていった 君のようには成れないようで 君のような曲を描くために 何百時間努力したでしょう それでも僕は君には及ばず 掛ける言葉はもう 「君の未来は此処にはない 此処にはない、此処にはない それでも明日が来るだろうからさ 逃走の道を空けろ 僕の未来も此処にはない ああ此処にはない、此処にはない いつかこの手が引き 剥がされるだろう それもまた良いのだ」と 笑って 約束された未来捨て君は この街に残りたいなと言った 周りの奴等はそれを許さず 俺の手柄だ、街の宝だ 「そんな言葉に乗せられてたら 悪い大人に騙されちゃうよ」 冗談混じりに君は言うけど 目の奥の奥、笑ってなかった 成して崩して簡単に落として そして得して本人は堕して 「どうして?なんで?本当を話して」 欲に塗れた周りの策だ 足して減らして散々貶して そんなフリして段々増やして 「なんで?教えて」 ああ、そうか僕が 邪魔だったんだ 「君の未来に僕は居ない 僕は居ない、僕は居ない それでも明日が来るだろうからさ 泣く準備しておけよ 君の心の中に居たい 僕は居たい、僕は居たい そしたら僕は堪らず手を取って 二度と離さないのだろう」 ねえ、笑って 2人きりだね ああ、そうか どうしたんだい どうして泣いているの 「君の未来は此処にはない 此処にはない、此処にはない それでも明日が来るだろうからさ 逃走の道を空けろ 僕の未来も此処にはない ああ此処にはない、 此処にはない…」 それでも僕は此処に居たい 此処に居たい、此処に居たい わがままな僕を許してください 僕だって泣いている 未だに僕は胸が痛い 君と居たい、今も居たい たとえこの場所に明日が無くても 良い 僕は此処で君と居たい なあ、言って 笑って