長い髪をほどき 窓辺にもたれて 傍にいてと 小さくつぶやく 夢の合間に見たのは 幻だったのか わからないけど 期待とは裏腹 君の中には 僕と違う誰かがいるんだろう 時の流れが途切れて すれ違う二人の 愛が消えてく キミの虜になって 最後に裏切られても 僕から君の扉をこじ開けるには ため息が切ない 愛の最後は そうさ 誰にも止めることはできない そしていつしか窓を閉じたね さよならも言わずに お互いの呼吸を確かめるように 明け方まで何度もキスした 夢の合間に見たのは 幻だったのか わからないけど ふたり描いた夢 君の中には 僕と違う 未来があるんだろう やがて繰り返すはずの 時間がまたこうして 少しずれてく 愛のかけらを積み上げてきて 裏切られても 僕にはごまかしてきた自分の心 裁いても消えない 愛の最後は そうさ 誰にも止めることはできない 僕は窓を開けて見送るよ 君は夏の蜃気楼