僕が最終列車に乗ったら 明日が飄々として顔を出すから 描いていた夢や大志が ガラクタになっていく 僕が毎分毎秒こうして 惰眠を貪っているうちに まだ齢十代のエリートが またスターになっていく 一体どうして僕は息をして 未だ心臓はドクドクドク脈打ってい る この人生は墓場までよく見渡せるも んだ なんだってそう涙も出ないんだよ 教えてくれよ 「だってだって」を繰り返して 大人になってしまった僕のことは 誰も覚えていないんだ この街に蔓延るゾンビなんだ 「待って待って、置いて行かないで 」 汽笛が鳴って閉まったホームのドア 最終列車は遂に僕を見捨てた 僕が来週ずっと休んでも 誰もきっと気がつかない そして台本通りじゃないけど また舞台を去って行く もしも大統領になったら この世界をミサイルで滅ぼす そして幸も不幸もこの街も みんな灰になっていく 「だってだって」を繰り返して 大人になってしまった僕のことは 誰も覚えていないんだ この街に蔓延るゾンビなんだ 拝啓アノニマスへ 手紙に書いて綴った僕の言葉 誰も届いていないさ この場所が僕の終点駅となる 僕が最終回を迎えても 誰もきっと傷つかない だから台本通りじゃないけど この舞台を去って行く