夢にまで描いた青春の舞台は 音も立てないで崩れていった 残された想いは不完全で 今も言葉にまだできずにいる せめてこの世界を狂わせた者が どこかの誰かで居たらと思う 全ての願いは未完成で 行く宛てもなく涙を流している 人と人が奏でる優しさとか 人と人が触れ合う温もりとか 知らないまま僕ら、未来に行くんだ 悪いのは誰? もうわからないよ 「きっとそんな時代さえも何十年後 ならば 笑って話せる思い出になる」 って先生や大人たちは口にするけど 私が欲しいのはそんな声じゃない! 私は独りでぽつりと呟いた 「四畳半のステージでも奏でていた いの」と 画面の向こうに私はそっと手を伸ば す 心に響くは機械の歌だった ずっとこの先、例え何十年経っても 思い出なんかにしてやるものか! たった独りぼっちでも音楽はあるん だと 感情のままに言葉を綴る 0と1は想いを紡ぐ そこに機械の脈動がきこえる