走るヨットの帆の立ち方 20ノットの風の丘で 波のショットの飛沫の中 跳ねるジェットの後ろ姿 明日の方へと 舵を取ると 夏の声も 抱く想いも皆 今、遠くの木の葉に鳴って 今、闘志の懸かった場所で 聞いたことあった声 見たことあった光景 今、勝利の糧になって 明日の方へと 曙色 あの言葉も 抱く想いも 皆、遥かに浮かぶ雲に乗って 朝焼けの空に染まる光景 悲しいことは起こる気がしないな 時に遥かに浮かぶ虹を追って 無情にうなだれる日は遠ざかる 輝ける大きな水彩画 いつも通りの街の丘で 期待通りの風に吹かれ 渡る時の運ぶ歌で 昨日よりもずっと先まで