歩き慣れた風の中 見上げた並木のシアター 同じような色はもう見せない ふとこぼしたため息が 白くなって闇を裂いた 放射状に伸びる星のような灯の下 ああ...何が見えた? ああ...時が徐々に足を止め 重ねた指 揺らぐ髪 葉を落とした木 浮かぶ月 街の灯 優しく もっと切なく 照らすけど 繋ぎ合う人のコーラスが 何より眩しく見えた 溢れそうな夢をそっと握った あの日の二人の街は 暖かい陽だまりのまま どこでも行けるとずっと思ってた ああ...何が見えた? ああ...雪が頬に触れた すっと消えた 映画のような別れ 遠ざかる夢 隠してたギフト 氷の夜を超え 透明な街が慰めるのだろう ララララ 街が二人を 二人が街を 冬に彩るんだろう ほら 重ねた指 揺らぐ髪 葉を落とした木 浮かぶ月 街の灯 優しく もっと切なく 照らすけど 繋ぎ合う人のコーラスが 何より眩しく見えた 溢れそうな夢をそっと 透き通る光を見つめ 透き通る滲んだ目から 溢れ出した美しい思い出