憎み合い傷つけ合う 人々の争いの最後が モノクロでなくてはならない理由を 教えて 鮮やかな花束で迎えては 許し合うことができたら 英雄の深い苦悩を知れば 人々の小さな陰口はとたんに止み 代わりに 彼を讃える拍手が波打つ 美しき祭典の幕開け 垣間見える優しさは ちゃんと持っている ほら、その、無力さがその証 若かりし頃の過ちを 悔やんでは憎らしい誰かを思う もう、こんな日々は辞めにして 声帯の振動 指先の魔法 羅列する言の葉 私の見たい景色と証明 真っ直ぐに人を愛する意味を 知ったのは最近のこと 見た目ばかりの愛しかたには 何の意味もないの この心臓が止まるとき あなたの手を握っていたいのです ほら、いま、見つめるはその証 足を取られるほど羨むような 過去を抱えても 前を向直れば逞しく歩けるだろう 今のあなたで