耳鳴り誘う 誰かのせいにした 振り向くまで 忌み嫌う夜 例えば 窓越しの冷たさや 呆れるような無力さや祈りが 失われそうな今日に 煌めきやいとしさを 宿すような 揺れて車窓 途絶えた後の朝が 情けなくなだめるのも 花を散らすから見惚れて 意味を閉じて 想って 例えば 君の手に依る弱さ 無理もなく嘯いた言葉が 閉じた眼に見る無常に 戸惑いや悦びを 隠したなら 夜を曲がって 想うままで 止めないで さようなら 拐かす有為な歪み 見飽きていた優しさが情が 知る由もない君に 安らぎや意味すらも 宿せたら