Track byusurahi
海も見えない窓辺に 白く降り立つ波間で いつか包んだ言葉も 体温の低い手でなでる 消える朝陽を見ている 瞳の奥から離せないのは 私もそうだよ 眠れないなら 耳すませて 糸で手繰り寄せた息 丁寧に錆を取る生活で 沿線の脈打つ時間まで 泣いているあなたに私が 気が付く雨 混ざれやしないけど 海鳴りの方 脆い朝 遠くて甘い夢の波打ち際 戻れないけど忘れてないから 果てのない季節の瀬に 追いつこうとしないでよ ねえ 迎えに行くから すぐ