ゆらり風が告げるさよなら 夜明け前に響く笹鳴り 白い吐息ひとりの寒さ 木漏れ日照らす門出の朝よ 無我夢中の旅の先 揺らいだ決意 旗印探す孤独の道行き 無邪気に響く鼓動 何度も何度も果てしなく いつからか怖くなり 「もういいか...」と口ずさむ 道の随に 色褪せた夢に酔い 立ち止まり顔上げる 優しい陽だまり きらり光る頬伝う雨 空は青く晴れているのに 黒く染まり藻掻く心は 明日を生きる僕への餞 万華鏡の夢の先 哀れな末路 終わり断り繋がる足跡 惨めな後悔と 自由を手に入れ何処へ行く いつの日か風に舞い 天へ飛んでいくから 時の随に 笑い合い酒を酌み 涙も肴に呑む 美しい生き様 ゆらり風が告げるさよなら 弱く強がりな物語 黒く染まり藻掻く心は 明日を生きる僕への餞 水天一碧 未来晴れ晴れ