雨は降り続け、やがて雪になる 足跡は静かに見えなくなるだろう いつかすべてが消えてしまうけど その背中越しにあなたを想いたい 埋めあった喪失を 互いの棺に持ってゆくまで どんなに離れてもこの心は あなたの元へと戻ってゆく 私を傷つけることが出来るのは この世界でたったひとり、 あなただけ 街灯が途切れた先には誰もいない 足音は夜の闇に溶けてしまうだろう 蘇る慟哭を 忘れてもずっと捨てないでいて どんなに隠してもこの心は 穴が空いているの満たされずに 私を生きさせることができるのは この世界でたったひとり、 あなただけ