興味も無いふりで ずっと大切だったものを しれっと奪っていった 善人面のシーフ 尻尾は決して見せない いっぱいの欲望を イヴの袋に詰めて 偶像の影に逃げた 夢と性と言葉を エサにして捕食する 鬼の瘴気にやられ 酩酊が醒めない この手を繋いで 悪い夢の中で あまりに世界は 悲しすぎるね この詩に僕が 想いを詰め込んで 結界を創造しても 260秒で消える まだ生まれたばかりの 無垢な声と想いが 酷い穢れに触れて 腐らないように この手を繋いで 悪い夢の中で あまりに世界は 悲しすぎるね こんな小さな僕は 英雄にはなれない それでもその隣に 居させて欲しい 指を絡めたら 涙溢れそうだ この手を繋いで どこか遠くに行こう 虚構の世界も いつか壊れる