いつの間にか思い出は 色褪せて掠れる 命の火に焚べた夢は 今もまだ光を放つ いつか立てた誓いも 自然と時効になるかな あの頃は水面の月へ 闇雲に手を伸ばしていた 正しさの全部が正しいわけじゃない 本当に願うものを失くさないように 打ち壊してよ 憂いも暗い夜も 迷いないその意志で 届かない、足りないからこそ 望んで求めて征くんだ 吹き飛ばしていこう 不安も苦難もほら 全てを爆破して 痛みも悔いも導火になれ 風を待ってなんていられない 拙い軌跡も どんな不格好な過去も いつか笑い飛ばせる時が来るだろう いつの間にか視界は 移ろいで霞んでいく 自分には無いんだ、と棄てて来た 拾うことだって出来たはずだ 今日がまだ遠かった日、 どんな自分を描いたろう 忘れてなんていないけれど どこかで隠してしまった でもほら聴こえる あの日の声 心の奥底 まだ生きているなら 応えてくれよ 胸を焦がす音も 秘めたままじゃ消える 何もない 空いたその手じゃなきゃ 掴めないものもあるだろう 意味が無いんだと 誰かが棄てた夢の先で笑おう 馬鹿げた理想で構わない 願いは願う者だけ叶う 嗚呼 一生は案外長い 啻に生きるには 退屈だしどこかへ行こう 打ち壊してよ 憂いも暗い夜も 迷いないその意志で 届かない、足りないからこそ 望んで求めて征くんだ 吹き飛ばしていこう 不安も苦難もほら 全てを爆破して 痛みも悔いも導火になれ その切り札に繋いで 願う奇蹟も どんな向こう見ずな夢も どれもこの手で運命に変えていこう