「ロックンロールは死んだ」 駅前で叫ぶ誰かの声 人混み、小走りで抜ける ハイファイな歌が嫌いだった 空っぽのままで終わりたい ドラマにならない人生でいい 何をしてたって終わるなら 何も要らないな 壊れた時計のように変わらない日々 花束、ゴミ箱に青い春 あの子みたいに何も考えず 生きていたいのに、 恋愛や正義、夢とか理想 どれも馬鹿みたいだ ねえ、先生の言うような 自分らしさってなんですか 頭が良いとか悪いとか 綺麗だとか汚いとか 先生の言う通り 普通で真面目に生きたって ○× のないこの世界じゃ 白紙回答同然の人生だ 満員電車が揺れる 街は暮れ、茜色に染まる イヤホンからいつもの歌 何にも為れない今日だ 傷つかないよう笑いたい 綺麗事だけじゃ生きていけない 嫌われないように過ごしている 本当は、そんな自分が嫌なんだよ 多分きっと届かないと 知らぬ振りで取りこぼして 本当に大事なモノだって 失う瞬間まで気づけない 今もずっとわからないな。 自分のこと 他人のこと 青春の価値や生きる意味なんて 誰が教えてくれるんですか? ねえ、先生の言うような 自分らしさってなんですか? 頭が良いとか悪いとか 綺麗だとか汚いとか! 先生の言う通り 普通で真面目に生きたって ○×のないこの世界じゃ 白紙回答同然の人生だ! 嗚呼、茜霞んだ 淡い月が滲む 「この歌で全てを変えたい」 遠くで歌う少女の声 見覚えのある黒髪 時計の針が動いた