瞳孔開きっぱなし 息を斬って走る ようこそ その切っ先へ 悔しいを覚えている 舌先に残る しょっぱい味の鼓を打った 高架下 錆の匂い ガレージにて 引き返せんからこうなったんだ 悪い塩梅のクレイジーソルト 引き返してたら変わらなかった 思えば夏は俺のことさえも 知らないはず 七月に生まれてから一年後 変えた名前 二十歳になってから 名乗る名前を戻して、 修羅って候 どうしたらいいか 気づいているでしょう? 憧れた季節はとっくに過ぎてる 母さん覚えている? 眠るのがいやで 起きるのもいやで 夜から逃げた そうして逃げだした先に また抜け道があって 全部投げ捨てた底の 風もしょっぱくて 何だよって笑った 引き返せんからこうなったんだ 悪い塩梅のクレイジーソルト 引き返しても同じ味だった ならば俺は夏のことなんて知らない 夏のことなんて知らなくていい