スローモーションでゆれている 私は覚えている 選択肢は一つだけ さよなら、また逢いましょう 月が経って失くなった カレンダーの赤い印 最悪の代償で償えと そう言うの 生まれない子どもは 世界征服を夢にした 毎朝 深い穴 落ちていく夢をみる 気がついたら 死ぬほど白い部屋 ベッドの上 頭の配線切れちまって 空っぽの身体 うわの空 缶酎ハイを呑んで忘れようとして 小指を眺めて思い出したんだ 生まれた子どもは世界征服夢にした いつかの深い穴 落ちていって目が覚める スローモーションで先へ先へ さよなら、また逢いましょう