悪い夢の続き? 痛い程の静寂 何も感じない刻を感じている その指や声は何も紡げぬまま 私はただのオブジェとしてここに 居る 願いは純真 穢れなど入り込む余地も無い透明 奏でましょう 機械仕掛けの歌 巻かれたネジで軋む歯車 限り有る命の後で顔を覗かせる 「本当」 愛を惜しみなく注いでくれた 貴方に私は何一つ応えられない 冷たい軀から漏れた声はその形を 成さぬまま喉元を通り過ぎる 悪い夢の終わり? 痛い程に朽ちたこの心は 既に穴だらけ 隙間風が歌う 刻の悪戯 撫で回された業 強欲に溺れた私の「罪と罰」 願いは純真 穢れなど仄見える余地も無い漆黒 奏でましょう 機械仕掛けの歌 錆びれたネジで歪む歯車 限り有る命の果てに響き渡るは 不協和音 愛を惜しみなく歌いたい ただそれだけなのに涎で錆びた声は 酷く痛い 壊れてしまった私に鍵を掛けた言葉 「おやすみなさい」が誘う夢 悠久を望んだのは誰か 欲との邂逅 終わりを望んだのは誰か 終末に独りは嫌だ… 私だけが輪廻の中 置き去りにされて嘆く 愛を惜しみなく注いでくれた 貴方に私は何一つ応えられない 冷たい軀から漏れた声はその形を 成さぬまま喉元を通り過ぎる 愛を惜しみなく歌いたい ただそれだけなのに涎で錆びた声は 酷く痛い 壊れてしまった私に鍵を掛けた言葉 「おやすみなさい」が誘う夢
