忘れたいことばかり 思い出してはうまく笑えない 久しぶりの街を歩き そよ吹く風とボタンのほころび 見渡す限りの草原に 浮かぶ開拓地 埋め立てられてく 気づけば年をとった 街は回っていく スクリューだ 蒸気船の煙が 肺に貼りついて離れない 見渡す限りの草原に 浮かぶ開拓地 埋め立てられてく 気づけば年をとった 街は回っていく スクリューだ 蒸気船の煙が 肺に貼りついて離れない あの街はどこにもない 心のなかの思い出の街だ 久しぶりの街を歩き 改札前で切符を買えば 上り電車のホームから この街を出て 二度と戻らない