ため息が滲む 帰り道の言葉全部 独り言になっちゃうね 見送る本来の急行電車 何度目だろう 30秒が足りなかったのは しょうがないって泣くんなら もっと一緒にいようとしろよって 言い合いたかった 強がりとかじゃなくて 本音はひとつだけ 邪魔になりたくない それだけ さよなら手を振る 巡ってく季節 夏が終わって何になる ふとして思い出してを 繰り返したら いつか褪せて傷となって馴染んで 平熱を知って その先で笑って 忘れ物さえ忘れたように ハッピーエンド 愛しい影法師1つ 願わせてちょうだい いいかい ポケットの中で見つけた小銭 昔の約束の破片みたいだけど 取っておくのも変だし おにぎりを買う なんか泣ける やっぱまだかかるかあ 新しい鍵でドアを開けるたび どこだここは?あ、自分んちか ってちょっと笑っちゃった 話したくなるどれも あれもこれも下んない ことほどどうしてなんだろうね 馬鹿なことしたり一緒に逃げたり 一生分の一瞬か 例えば君また君 ほらすぐ浮かんで 待ちぼうけずっと 来世なら大丈夫 軽々しく口にすんな お互いの精一杯見せて顕(あらわ) 根っこから違うから 和(あ)えない価値 なのに永く居られたのは 嗚呼 さよなら手を振る 巡ってけ季節 夏が終わって秋になる 寝込んで起きてぼーっとしてを 繰り返して いつか褪せて傷となって馴染め 平熱を知って その先で笑って 忘れ物さえ忘れたように ハッピーエンド 愛しい影法師1つ 願わせてちょうだい いいかい