捩る また捩る 跡形もなくなったそれがやけに 安心するから (腐乱臭が充満している) ここに在る感情(モノ)は何一つ熱を 持たず ただ床に転がっているだけ 強く ただ強く それだけを求めては 生きる意味が分からなくなってた (曇る水槽で飼う正義) 与え、与えると 祈りのよう唱えては 削がれてゆく命を無視した 雨曝しの中で 途切れ途切れ、呼吸の音が いやに響く 揺れている君のEye 夜露のようにただ零れた 涙の輝きが白昼夢へ誘う この世界は綺麗だ 違わず、綺麗だ 窓の外は総じて 穢れたもので溢れてるから まだここにいよう、日没まで 薄い酸素の中で苹果を分けるよ きっと忘れるんだよ 縋ってしまうほどの恋もさ 耳障りな金属音の中 確かめ合うように手に触れていた 苦しむことだけが 僕の証だったのに 揺れている君のEye 理想郷のような銀灰でさ 諦めすらも消し去る祈りで 満ちている この世界は綺麗だ 違わず、綺麗だ 美しくて恐ろしかった 過去が途端に虚しくなった 逃げたくなった 責めたくなった 早く目を逸らさないと、君から