初めて君の裸を見た 憧れは遠く海へ消えた 知らぬ間に近づいていた 心と身体 ウェイトのない距離 ずっとずっと追いかけて届かない 全部全部知り尽くしていたと 思っていたのに 発泡酒しか飲めないなんて どこにも書いてない 私 悪くない 人は弱い心を持つものだと 誰も教えてくれなかった 中学生 終わったあとに謝るくらいなら もっと粗末にしてほしかった 大事にできるなんて思わないで 最寄りの宿は超遠くて でも広くて安くて 誰にもなれないここで 最低な女になりたかった ずっとずっと追いかけて届かない ことが こんなに身の丈に合ってると 思わなかった 7秒前削除されたさえずりも 見逃してない 私悪くないでしょ 誠実の意味を履き違えた 子どもが辞書を引いて頭を下げる 終わりにできないのは自分の方だと 恥ずかしげもなく抱きしめるなんて ずるい 大事にできるなんて思わないで ウイスキー オルタナティブ ロックで 虚勢を張るくらいがちょうどいい 人は弱い心を持つものだと 日記を読み返して学んだはずなのに 何度同じことを繰り返しても 君の体温だけは本物だった 寂しいだけの男と女が 寂しさだけで作り上げた 情けじゃない 名前をつける程でない思い出も 心を支配されるくらい温かかった 目をつむっても消えない 約束じゃない