橙の輪が窓枠と 重なって光る16時の鐘 明日のためには何一つ 質に入れるものもない日々 いくつになっても この景色なにひとつ変わらない いくつになったら 新しい気持ちの朝に会える? 揺られるからだ 覚めない眠り 歩けども 歩けども 辿り着かない 環状何号め 東京の空 果てしなく 広がって見える 星の数 「大丈夫だよ」と 無根拠に慰める 君の目は見れないまま 朝日が昇る 醒めない眠り 外の世界との境目をなぞり 指についた思い出は 拭う必要のない軌跡 東京の空 宛てもなく 散らばって光る 瞳たち 「大丈夫だよ」と 無根拠に慰める 君は 東京の空 果てしなく 広がって見える 星の数 「大丈夫じゃなくてもいいよ」って 笑う君の手は掴めぬまま